日本交通公社、旅行年報2015を発刊、旅行・観光業界の最新動向を解説

公益財団法人日本交通公社は、旅行市場や観光産業、観光政策などの動向をまとめた「旅行年報2015」を公開した。各種統計資料のほか、独自に調査した結果に分析と解説を加えて毎年発表しているもの。

2015年版では、訪日外国人旅行者数の急増と国内・海外旅行の低調の両側面を背景とした分析と概観が行われている。

訪日外国人市場は大幅な伸びが継続するなかで、都市部と地方部での訪問度合いに違いがみられ、受け入れ側の動きが活発化している点を解説。さらに外国人の訪日にけん引されるかたちでクルーズ市場などの好影響がもたらされているが、その反面で宿泊施設不足という大きな課題も強調されている。

日本の旅行市場としては、女性が20代を中心に減少傾向にあるほか、家計の制約にともない意欲の減退がみられる点に言及。一方で、テーマパークや遊園地が過去最高レベルの好調を示し、MICE誘致の積極化などが顕著になっている点はプラスのトレンドとなっているとする。

年報の構成は以下のとおり。下記ウェブサイトから全文(200ページ)が入手できるほか、ネット書店アマゾンから印刷版(プリントオンデマンド版)を発行する予定となっている。

旅行年報2015 目次

  • 第Ⅰ編 日本人の旅行市場
  • 第Ⅱ編 訪日外国人の旅行市場
  • 第Ⅲ編 観光産業
  • 第Ⅳ編 観光地
  • 第Ⅴ編 観光政策
  • 付記(観光研究)
  • 資料編(資料-1旅行年表、資料-2付属統計表)

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