関西空港、冬期は開港以来初の週1200便超へ、中国などアジア線やLCCの拡充で

関西国際空港は2015年国際線冬期スケジュール(2015年10月25日~2016年3月26日)の定期便運航計画を発表した。

冬期スケジュールは2016年1月にピークとなり、週1215.5便と過去最高。週1200便を超えるのは夏を含め、開港以来初めてだという。要因としては旅客便のネットワーク拡大で、特に中国などアジア方面が拡充。中国国際航空(CA)成都線の週3便や北京首都航空の(JD)州線の週4便、チャイナエアライン(CI)台南線の週2便の新規就航などがある。

また、LCCも増加。冬期では韓国方面ではイースター航空(ZE)釜山線の週7便をはじめ、夏期での就航・増便を加えると、LCCは16社・25都市へ週339便体制となり、国際線旅客便で初めて3割を超えるようになった。ただし、フルサービスキャリア(FSC)においても週730便となり、過去最高の運航計画だという。

一方、夏期スケジュールの実績は週1164便となり、3月の計画値の週1029便を152便も上回った。LCCの新規就航やインバウンド需要の強い近距離アジア方面からのネットワーク増強によるもの。貨物便は弱含みの世界経済の影響で計画値を下回ったが、それを上回る勢いで旅客便が牽引した。

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