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ヤフーの2015年度第2四半期(2015年7月1日~9月30日)の決算で、ユーザーのスマートフォン移行が鮮明な数字で表れた。
発表資料によると、同社サイトの閲覧で利用されたブラウザ数を示すデイリーユニークブラウザ数(DUB)は、前年同期比15.7%増の8509万ブラウザで大幅に増加。このうち、スマートフォンDUBは30.9%増の5161万ブラウザで、初めて全体の6割に達した。また、月間総ページビューでも、スマートフォンは28.1%増の344億7600万PVと伸び、全体の半数を超えた。
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Eコマースの国内流通総額も、18.5%増の3335億円と2ケタ増と好調。このうち、Yahoo!トラベルを含むショッピング関連の取扱高は、27.3%増の1139億円となり、成長が加速している。また、Eコマースの国内流通総額におけるスマホ比率も39.5%と拡大。広告関連の売上高においてもスマホ比率は41.4%となっている。
なお、第2四半期の売上高は33.9%増の1382億円、営業利益は123.2%増の1027億円となり、ヤフー全体で業績を大きく伸ばした。