ウェディングプロデュースの株式会社アッシュは、訪日LGBT向けの和風挙式パッケージを設定、販売サイト「Equal Wedding Japan(イコールウェディングジャパン)」を開設した。
日本での和風スタイルの挙式に興味を持つLGBT(レズビアン、ゲイ、バイセクシュアル、トランスジェンダー)などセクシャルマイノリティの外国人に、日本での文化体験とともに大切な思い出づくりを提供。英語が堪能なアシスタントが日本の伝統的な挙式の作法やその意味、願いを説明し、カップルの特別な時間の演出とする。
挙式場所は京都の町屋や能舞台、ホテル内の本格的な和風神殿、太秦映画村など。例えば能舞台では、能のお囃子の演奏と謡曲が流れるなか行なうオリジナルの挙式スタイルで、式後には食事とともに能の鑑賞ができるようにした。また、太秦映画村で将軍や姫に扮した“SAMURAI Wedding”も可能。いずれのプランも、男性同士、女性同士などのニーズに応じた和装の衣装を用意する。
なお、アッシュによると米国全土で同性婚の認可された2015年7月以降、10月までの4か月間に誕生した同性婚カップルは9万6000組。3年間で約3120億円(26億ドル)の経済効果が予測されているという(UCLAのシンクタンク「ウィリアムズ研究所」報告書)。現在同サービスは京都・大阪近郊のサービスだが、全国展開も視野に入れ、事業パートナーを探していく方針だ。