カンタス航空(QF)はこのほど、オーストラリアで人気のある施設や絶景エリアを舞台にしたユニークな機内安全ビデオを制作した。国内約20か所にさまざまなオーストラリア人が登場して、機内の安全説明を行うもの。機内でこのビデオを上映することで、安全上の注意事項を伝えると同時に、観光キャンペーンの基礎にも位置付ける考えだ。
ビデオでは、たとえばタスマニア州ホバートの美術館「MONA (ミュージアム・オブ・オールド・アンド・ニューアート)」で酸素マスク装着の説明を行うほか、ライフジャケット装着はニューサウスウェールズ州のボンダイ・アイスバーグで、緊急着陸時の姿勢の実演はクイーンズランド州のハミルトン島で実施。ビクトリア州ヤラ・バレーのワイナリー、クイーンズランド州のジョセフィン滝、タスマニア州のクレイドル・マウンテンなど、観光地約20か所とさまざまオーストラリア人が登場する。
今後、カンタス航空はオーストラリア政府観光局と連携して今後1年間にわたってビデオに登場する地域のプロモーションを展開。ソーシャルメディアを通じたビデオの周知・拡散もおこなっていく。
ビデオは2月以降に順次、カンタス航空の国内線と国際線に導入する予定。同時にネット動画のカンタス航空の公式チャネルでも公開される。
▼カンタス航空 新・機内安全ビデオ(Youtube:約5分半)