メキシコ観光局、ジカ熱を心配する観光客にメッセージ、旅行キャンセルは「不要」

メキシコ観光局は2016年2月10日（現地時間）、ジカ熱（ジカウイルス感染症）の影響を懸念する旅行者対し、ジカ熱はメキシコの公衆衛生にとって大きなリスクとなるものではなく、「メキシコへの旅程はキャンセル不要」とするコメントを発表した。

メキシコによる最新情報では、ジカ熱の症例が確認されたのは同国8州・65症例のみで、全世界における症例の0.003％以下と極めて少ないことを強調。先行した発症者は快方に向かい、新たな発症者も迅速な治療を受けているとする。

同観光局では、旅行業や観光施設との密な連絡をとりながら情報共有を実施。ポスターなど資料を使った予防対策や正確な知識の普及を目指して感染予防対策を強化中だ。同国の疾病予防・健康増進担当時間のパブロ・クリ・モラレス氏は「ジカ熱はメキシコの公衆衛生にとって大きなリスクとなるものではない」としている。