エクスペディア・ジャパンが世界19か国で実施した「旅行におけるモバイル利用意識調査」で、「スマートフォンは旅の必需品」と考えている人が全体の74%に至ることがわかった。国別では、中国人のうち96%、タイの88%、台湾の86%がスマホを必需品だと回答。日本人では73%が該当した。
また、全体の67%が「スマホは旅の質を上げる」と回答。ここでも中国(93%)が最も多く、次いで台湾(82%)、インド(82%)の順となった。
一方、旅行で最も必要なものは国によって異なる傾向も判明した。
「スマートフォン」が最重要だとする回答は、中国や台湾、香港、日本をはじめとするアジア各国が多く、ほかにもメキシコ、ブラジルが該当。フランス、ドイツ、ノルウェー、といったヨーロッパ圏では「歯ブラシ」がトップ。またアメリカで最も多かった回答は「運転免許」だった。同社ではこの結果について、ヨーロッパではアジアと比較すると歯ブラシを提供する宿泊施設が少なく、また、アメリカではレンタカーを使った国内旅行が多いことが影響したと分析している。
利用するアプリについての回答では、全体の1位は「地図」、2位は「カメラ」、3位「SNS」。日本では3位に「メール」がランクされた。
なお、SNSを最も利用する割合が高い国はタイ(66%)。次いでブラジル(63%)、台湾(52%)と続き、日本は16%で最下位となったという。
この調査は、同社が世界19か国の各国500名以上、合計9642名を対象に実施したもの。