英ロンドン開催の「トラベルテック・ショー」受付開始、注目テーマは「AIの課題への理解」、テクノロジー投資も「AI」が独占、調査結果を公表(PR)

英国ロンドンで2025年6月25~26日に開催される欧州最大級の旅行テクノロジーのイベント「トラベルテック・ショー」の受付が開始された。

トラベルテック・ショーは、旅行およびホスピタリティ領域のテクノロジーの進化と共に歩んできた国際見本市。22年の開催実績を誇る。観光産業ニュース「フォーカスワイヤ」などを展開する米ノーススター・トラベルグループが運営する。

イベントの注目テーマは「AIの課題への理解を深めること」、AI投資の調査結果も発表

イベントに先立ち、同グループは新たなデータ分析結果を発表。2025年もAIが旅行会社のテクノロジー予算を独占することを明らかにした。

2025年3月に実施した調査には世界の94の旅行会社代表が参加し、そのうち約3分の2(64%)が今後12ヶ月間にテクノロジー予算を増加させると回答。さらに、調査対象者の半数近く(42%)が、今後1年間にAIへの投資を10%増加させる予定であるとし、50%増加を予定する企業も16%を占めた。

AI投資額の内訳は、トップが「AIチャットボットへの投資」(26%)、「オンライン予約プラットフォームへの投資」(21%)、「コンテンツやソーシャルメディアプラットフォームへの投資」(18%)と続く。

トラベルテック・ショーのイベント・ディレクターであるニメット・サイード氏は、この調査結果について、「AIは引き続き予算トップの座を占めているが、おそらくもっと興味深いのは、AIに関する“研究”への投資の取り組みだろう」とコメント。疑いなくAIは加速しており、多くのオペレーターが遅れを取らないようにするのに熱心である一方、選択するツールを自社のビジネスモデルやオペレーション、特に顧客にとって最適なものにするために時間をかけていると分析。今回のトラベルテック・ショーでは、AI開発の最前線の議論に触れるほか、これらの課題に対する理解を深めることが期待できるとしている。

開催概要 

※トラベルボイスはトラベルテック・ショーの公式メディアパートナーとなっています。

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