奈良県観光局はこのほど、「日本書紀」を通じて奈良の魅力を伝えるPR映像「奈良まほろまん」を公開した。映像はすべて英語版に対応。教科書にはない11のストーリーを取り上げ、「日本書紀」完成から1300年を迎える2020年に向けて国内外に発信していく。
奈良県では「古事記」「日本書記」「万葉集」といった歴史素材を使うことで「本物の古代と出会い、本物を楽しめる奈良」のプロモーションを積極展開しているところ。
今回制作した映像では、たとえば「後の神武天皇が天照大神のお告げによって現れた八咫烏(やたからす)に導かれ、天下を治めるまでの神秘的なエピソード」「相撲の発祥といわれた力自慢2人による対決のエピソード」「仏教伝来の瞬間に様々な葛藤が入り乱れたエピソード」「20年もかけた一大プロジェクト「藤原京遷都」」など、誰もが日本書記に親しみながら楽しめるストーリーを選定した。
映像のナビゲーターは、バイオリニストでタレントの松尾依里佳さんが担当。奈良の美しい風景やイラストとともに解説する。
以下は、第一篇「神武東征篇」。全11編は専用サイト「なら記紀・万葉」ホームページやYoutubeの公式チャンネルからアクセス可能だ。