旅行市場を対象とするデータ分析やマーケティング事業を手掛ける米・ADARA社がこのほど、東京と香港に支店を開設した。今後、アジア・太平洋地域での旅行関連データ分析事業を加速していく。
同社は、10億人の旅行者データや予約データなどを基にした市場予測や消費者動向分析などを実現できるプラットフォームを強みとする企業。2014年にアジアでの事業拡大を開始。すでにシンガポールやオーストラリア、タイ、マレーシア、フィリピン市場を対象に急成長を果たしてきた。
東京支社の事業責任者には、マイクロソフトやマリンソフトウェアなどでの広告・メディア事業をはじめ、日本での事業立ち上げ経験も豊富な森下順子氏が就任。2020年の東京オリンピックに向け、旅行会社によるデータ活用支援などのビジネス拡大につなげる考えだ。