ニューヨーク市観光局はこのほど、2016年にニューヨークを訪れる旅行者数について、前年比140万人増の5970万人とする予測を発表した。そのうち海外からの旅行者は1270万人で、この数字が達成されれば7年連続の記録更新となる。
同市では、旅行者増を背景に複数ホテルを新たに開設。春には「インターコンチネンタル・ニューヨーク・バークレー」「ザ・ビークマン」、4月には「ルネッサンス・ニューヨーク・ミッドタウン」、5月に「ザ・ウィリアム・ヴェール」、年半ばに「フォーシーズンズ・ニューヨーク・ダウンタウン」秋に「ホィットビー・ホテル」、年末に「ワン・ホテル・ブルックリン・ブリッジ」などがオープンする見通しだ。
これにより、2016年末には市観光局が管轄する5行政区内の客室数は10万7000室、2019年末には13万3000室に至る予定。ほかにも、公共交通機関の新駅やターミナル施設、ネット環境の整備を加速。さらなる観光客増を目標に、今後も現地の魅力を発信していく計画としている。