観光庁では、日本旅行業協会(JATA)が取りまとめた熊本地震の観光地に対する影響について、九州各県の観光団体が発信する情報のリンクとともにホームページで発信した。これによると、ゴールデンウィークでも九州各県では一部で満室の施設はあるものの、全般的には空室がある状況だという。
福岡県観光連盟と佐賀県観光連盟、長崎県観光連盟では、地震の影響で閉鎖している宿泊施設や観光施設、交通機関はなく、通常通り営業していることを公表。鹿児島県では影響が生じた交通機関はあるが、観光施設や宿泊施設は通常通り営業している。
熊本県と大分県については熊本県観光連盟とツーリズム大分の情報をもとに、ゴールデンウィーク期間について各宿泊施設の営業状況をリストで発表。熊本市内は休業や既存予約のみの宿泊可能な施設が多く、その理由として「復興支援者受け入れのため」「支援者・被災者を優先。空室あれば一般宿泊可能」などと記載されている。
両県での営業状況(5月4日~5月8日)は、熊本県では通常営業は36軒、既存予約のみ宿泊可能が19軒、休業が47軒。大分県では通常営業が133軒、一部条件付き営業が2軒、既存予約のみ宿泊可能が1軒、休業が6軒との発表だった。
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