米スターウッドグループのウェスティンホテルズ&リゾーツはこのほど、ハネムーン旅行のトレンド調査を実施した。それによると、ハネムーンにかける時間は減少傾向にある一方で、複数の旅行先に出向くカップルは5年前の35%から70%に倍増。同時に、サイクリングやゴルフなどのアウトドアスポーツ体験を取り入れたハネムーンは約1.5倍に増加、特にスキー旅行を兼ねたカップルは約2倍になったという。
この調査は、米国、カナダ、メキシコの4060名(独身除く)に対して電話調査を行った後、4月7日から14日にかけてインタビュー形式で実施したもの。5万ドルから50万ドルの世帯収入者が対象となっている。
新婚カップルがハネムーンに費やす時間では、ヨーロッパをハネムーン先に選択するカップルが減少し、75%が自宅から近い米国とカナダに滞在したことが判明。ウエスティンホテルの実績でも、北米からカナダを訪れる新婚カップルは5年前と比較して約3倍に、米国西部の山岳エリアでは約4倍に増加したとしている。
今回の調査結果について、同社では、世界的な「健康志向」を受け、ハネムーンの内容にも変化が生じたと分析。「もう一度新婚旅行に行くとしたら、もっとアクティブな体験をしたい」との回答は全体の44%にもおよぶことから、この傾向は引き続き継続するものとみている。
以下は同社が作成したインフォグラフィックより。