ニューヨーク市観光局はこのほど、公式ウェブサイト「NYCgo.com」を全面刷新した。対象となる5つの行政区(ブロンクス、ブルックリン、マンハッタン、クイーンズ、スタテン島)への旅行需要強化を目的に、画面の表現力やモバイル対応を向上。同時に、旅行予約「ブッキング・ドットコム」、アクティビティ予約「ビアター」、飲食店予約「オープンテーブル」、チケット手配「ブロードウェイ・インバウンド」といったOTAパートナーとのプラットフォーム連携も強化した。
今回のサイトリニューアルは、旅行計画中のユーザーだけでなく、現地を旅行中の利用者にも魅力的なサイトとして、デザインやコンテンツ、プラットフォームなど複数面を拡充。新たにOTAパートナーとAPI接続をすることで実際の旅行予約の動線を改善した。これにより、おすすめの価格やクチコミの提供機能を拡張。観光局としては、OTAとの連携で幅広いリーチを実現し、サイト訪問者に利便性の高いサイトを目指す。ニューヨーク市観光局では、こうしたOTAとの連携は10年以上前から進めており、直近で追加されたOTAが体験予約の「ビアター」だという。
新サイトでは、見やすい色や書体を使って視覚的な表現力を向上した。使用される書体(NYC Sans、NYC Block)は独自に開発した。また、モバイルデバイスでも最適化されるレイアウト(レスポンシブデザイン)を採用。動画コンテンツや写真を多数提供して、現地のトレンドをリアルタイムに発信する工夫を取り入れた。
サイト内の構成は、「Hifhlights」「Hotels」「Things to DO」「Plan You Visit」の4メニューを中心に展開。各種OTAパートナーとのAPI連携により、旅行プランの価格やレビュー、写真といった最新コンテンツを統一感のある表現で魅力的に演出することで、プロモーションや旅行ガイド、各種予約プラットフォームとしても活用できるようになっている。