KNT-CTホールディングスの2016年5月の総取扱実績は、前年比12.7%減の401億7254万円となった。
国内旅行は14.6%減の280億9580万円。団体旅行は学生団体が10.8%減の69億5364万円、一般団体が6.7%減の29億5370万円。団体旅行合計では9.6%減の99億735万円となった。
国内企画旅行もKNT個人旅行主催のメイトが19.5%減の54億8719万円と2ケタ減となったほか、クラブツーリズムも19.6%減の89億4580万円。企画旅行全体で前年比19.6%減、個人旅行は6.0%減となっている。
メイトは九州地区の減少が顕著だった一方北海道と沖縄は好調。その他の方面は前年比マイナス。クラブツーリズムは、バス旅行を除くと北海道や京都、伊勢・南紀方面が好調だったが西日本と九州で大きな落ち込みがみられた。
海外旅行は、11.8%減の99億9845万円。団体旅行合計は1.4%増の20億9283万円と微増。そのうち一般団体は6.3%減の17億5157万円と前年割れだったが、学生団体は74.7%増の3億4126万円。修学旅行や語学研修、国際国流などの取り扱いが増えたことが大幅増に寄与した。
海外企画旅行はKNT個人主催のホリデイが18.4%減の13億820万円、クラブツーリズム海外が13.8%減の42億2990万円となり、企画旅行の総額は14.7%減の55億6258万円。個人旅行も14.7%減の23億4305万円と前年割れだった。
ホリデイは欧州方面がテロなどの影響で引き続き不調。全体的に前年を下回る傾向が強いなか、オセアニアは大幅増。クラブツーリズムはアジア、南アフリカ、キューバ方面は好調に推移したものの、欧州は不調が続く状況となっている。
このほか、外国人旅行は28.1%増の14億5709万円と大幅増を記録している。