在タイ日本国大使館は2016年8月11日~12日に、タイの中部~南部で7件の爆発事件および爆弾の発見事案が発生したことを発表した。事件が発生した場所には、日本人にも人気のリゾート地プーケットとフアヒンも含まれている。
外務省・海外安全ホームページではこれを踏まえ、注意喚起のスポット情報を発出した。タイでは2015年8月、首都バンコク中心部のラチャプラソン交差点付近で、爆弾の爆発による多数が死傷する事件が発生したほか、チャオプラヤー川の船着き場での爆弾爆発事件も発生。2015年2月から4月にかけても小型爆弾や手投げ弾などの爆発事件なども発生しており、タイ深南部ではイスラム系武装集団による襲撃、爆弾事件が発生している。
そのため外務省では海外安全ホームページで、タイへの渡航・滞在予定者に、現地情勢に留意し、状況に応じた安全対策を講じるように呼びかけている。
【在タイ日本国大使館による爆発事件発生地と被害状況】
- 11日午後、南部トラン県の市場で爆弾が爆発し、複数の死傷者が発生
- 11日、南部プーケット島で爆弾とみられる不審物を発見
- 11日深夜、中部フアヒンの繁華街で爆弾が爆発し、複数の死傷者が発生
- 12日朝、南部スラタニ県の警察署前で爆弾が爆発、複数の死傷者が発生
- 12日朝、南部プーケット島のパトンビーチ付近にて爆弾が爆発、複数の負傷者が発生
- 12日朝、南部ナコンシータマラート県で爆弾が爆発
- 12日朝、中部フアヒンの時計塔近くにて爆弾が爆発