ぐるなびとANA総研が観光で新機構発足へ、外国人観光客誘致でウォーキングイベントなど

飲食店予約サイトぐるなびとANA総合研究所は、2016年10月3日に一般社団法人「ONSEN・ガストロノミーツーリズム推進機構」を設立する。ガストロノミーツーリズムとは、地域の食に触れることを主な目的とした観光。同機構は、欧米で発展しているこのコンセプトと日本各地の温泉を組み合わせ、自治体・企業などと連携して外国人観光客の誘致を図る。

同機構の理事長に就任する見並陽一氏は、今回の取り組みについて「地域創生を観光の力で行う」と意気込む。発起人には、設立段階では大分県別府市など7市町が名を連ねているが、今後はさらに自治体・企業の参画を募る。こうした自治体が作成する温泉と食をウォーキングと組み合わせたコースを認定し、情報を発信。5年以内に100自治体を会員化し、毎年100以上のイベント開催を目指すという。

また、海外との連携も重視。日本観光振興協会(日観振)の協力で国連世界観光機関(UNWTO)と連携し、海外でガストロノミーツーリズムを先行する自治体と交流・提携も行う計画だ。

なお、同機構会長には東京都市大学の涌井史郎教授が就任。副会長には日観振の久保成人理事長、ぐるなびの久保征一郎代表取締役、ANA総合研究所の浜田健一郎会長が就任する。

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