スマホユーザーのアプリ利用が増加傾向に、月1回以上使用するEC系アプリは2.8個 ―ニールセン

ニールセンがこのほど実施したスマホアプリの利用状況調査によると、月1回以上使用するアプリの数は全体平均で30個となり、2014年の調査よりも3個増加。月に2回以上利用するアプリ(22個)や月に10回以上利用するアプリの数(12個)も2年前と比較して3個増加したという。

分野別で最も多いのはエンターテイメント関連アプリの6.9個だが、2年前の7.1個から微減。Eコマース系アプリは2.8個(2年前は1.7個)となり増加が顕著。一方、コミュニケーション関連アプリの数は2年前と同じ2.5個だった。同社の分析では、EC系アプリの増加要因には、フリマアプリ市場の拡大やECアプリの利用率増加が寄与したとしている。

ニールセン:報道資料より

また、同社ではスマホの利用時間に応じて上位20%と下位20%を抽出し、ユーザーを「ライトユーザー」「ヘビーユーザー」に分けた状況分析も実施。これによると、ライトユーザーが月に10回以上利用するアプリ数4個に対し、ヘビーユーザーは18個。いずれのユーザーも「LINE」の利用率が最も高い(ライトユーザー41%、ヘビーユーザー90%)が、ヘビーユーザーでは2位が「ポケモンGO」(48%)、次いで「ツイッター」(47%)、「フェイスブック」(42%)。ライトユーザーはメールやポータル、検索ツールなどを中心に利用する一方、ヘビーユーザーはゲームやSNSなどの利用が多いことが顕著に表れる結果となった。

ニールセン:報道資料より

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