文化庁はこのほど、東アジア文化都市大使6名を決定した。「東アジア文化都市」とは、日本・中国・韓国の3カ国にて文化芸術を通じた発展を目指す都市を毎年選定する取り組み。日中韓文化大臣会合での合意に基づき、3か国間の文化交流を促すため、各国が自国の芸術家・文化人等を「東アジア文化交流使」として一定期間派遣。相互の文化理解と文化人・芸術家などのネットワーク形成を図る。
2016年度の東アジア文化都市大使は以下のとおり。
2016年度・東アジア文化都市大使(50音順)
- 長田育恵氏(劇作家/「演劇ユニットてがみ座」主宰)
- 活動国:韓国
- 派遣期間(予定):2017年3月上旬
- 活動内容(予定):ソウル等で、今後の新作や共同制作に向けた現地演劇関係者との意見交換や調査等を実施
- 笹本晃氏(アーティスト)
- 活動国:中国
- 派遣期間(予定):2016年11月中旬
- 活動内容(予定):上海ビエンナーレへの参加に合わせてレクチャー等を実施
- 蓮沼執太氏(音楽家)
- 活動国:中国
- 派遣期間(予定):2016年11月下旬~12月上旬
- 活動内容(予定):北京等で、展示やライブ等を実施
- 久門剛史氏(美術作家)
- 活動国:中国
- 派遣期間(予定):2016年12月下旬~2017年1月中旬
- 活動内容(予定):上海当代美術館で開催される個展に合わせてレクチャー等を実施
- 宝生和英氏(宝生流能楽師第20代宗家)
- 活動国:中国
- 派遣期間(予定):2016年12月上旬~中旬
- 活動内容(予定):香港等で、能に関するレクチャーやワークショップ等を実施
- 村川拓也氏(演出家)
- 活動国:中国
- 派遣期間(予定):2016年11月上旬~中旬
- 活動内容(予定):北京等で、今後の共同制作に向けた現地演劇関係者との意見交換や調査、ワークショップ等を実施
関連記事: