観光庁、地震の影響を受けた地域に「鳥取応援プログラム」、ツアー1人あたり最大1万円支援など

「鳥取県中部地震復興応援ポータルサイト」より

観光庁はこのほど、「鳥取応援プログラム」を発表した。2016年10月21日に鳥取県中部で発生した地震によって風評被害の影響を受けた地域を対象に、政府と観光業界が一丸となって観光需要を取り込むもの。

国内向けには、「とっとりで待っとりますキャンペーン」を実施。現地の魅力を発掘し、被害が大きかったエリアを周遊する旅行企画の造成を支援する内容で、ツアー参加者1名あたり最大1万円を支援する計画(ツアー費用の2分の1、2万円以上のツアーが対象)。ツアー期間は2017年1月から3月までの予定だ。

また、旅行業協会(JATA、ANTA)への働きかけを通じ、旅行会社による商品販売促進支援を実施。メディア招聘のほか、倉吉市の白壁土蔵群が残る街並みとポップカルチャーを組み合わせた商品造成支援などもおこなう。

海外向けには3月までにわたって、山陰を対象とする広域観光周遊ルート「縁(えん)の道~山陰~」を多言語で紹介するガイドマップ・パンフレットを作成。日本政府観光局(JNTO)による訪日プロモーションやビジット・ジャパン地方連携事業を通じ、海外への情報発信や海外旅行会社・メディアを鳥取県に招聘する取り組みも進める。また、第2次補正予算を活用した重点支援として、宿泊施設や公共交通サービス、観光案内所でのインバウンド受け入れ環境整備も実施する予定だ。

観光庁:報道資料より

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