JTBメディアリテーリングはこのほど、シニア世代の旅行に関する調査をおこなった。調査対象は、50歳から79歳までの孫がいる男女500名。
それによると、調査対象となったシニア世代がこの夏に一緒に旅行したい相手のトップは「パートナー」(55.2%)。次いで、「孫」(14.2%)、「子ども」(12.4%)、「友人」(10.0%)の順となり、実の子供より孫との旅行に軍配があがった。その理由としては、「(孫と)1分でも長く一緒にいたいから」「孫と楽しい時間を共有したい」「孫と旅行できる期間はそんなに長くないから」といった声が寄せられた。シニア世代が夏の旅行に一緒に行きたい相手は以下のとおり。
一方、実際に孫と旅行した経験を尋ねたところ、経験者は43.8%と半分以下だった。孫と一緒の旅行経験者はほぼすべて(95.4%)が「また孫と旅行に行きたい」と回答。また、孫との旅行をしたことがない人でも73.3%が「孫と旅行に行きたいと思う」と回答。孫との思い出づくりを望むシニア世代の様子が明らかになった。
なお、孫と一緒に旅行したい都道府県の1位は沖縄県(19.4%)。2位が北海道(17.8%)、3位が千葉県(13.2%)だった。その理由を聞くと、沖縄県は「きれいな海で遊ばせたい」「飛行機が大好きで、青く澄みきった綺麗な海を見せたい」などが多く、北海道については「のびやかに育ってほしいから」「北海道の自然をみせてやりたい」との声がきかれた。千葉県については、ディズニーランドがあることが大きな理由だったという。
この調査はインターネット調査としておこなったもの。調査時期は2017年5月9日から5月11日まで。