日本航空(JAL)は、2017年6月1日付でデジタルイノベーション推進部を新設すると発表した。それに伴い、同日付で役員体制を一部変更する。
同部門担当の非常勤執行役員を務めるのは、齋藤ウィリアム浩幸氏(新任)。また、副担当は路線統括本部旅客システム推進部担当の執行役員である西畑智博氏が兼務する。
齋藤ウィリアム氏は米国生まれの日系二世。米UCLA医学部卒。10代からソフトウェアプログラミングを手掛け、大学在学中に起業。その後事実上の世界標準となる生体認証システム技術「BAPI」を開発した経緯をもつ。現在はインテカー社の代表としてITビジネスコンサルタントなどとして活動するほか、内閣府参与、経済産業省参与などを歴任。暗号、生体認証、サイバーセキュリティに関する第一人者として著名。