日本観光振興協会は、地域づくりのマーケティングツール「観光予報プラットフォーム」の第1回活用コンテスト結果を発表した。
大賞に選出したのは、三重県伊勢市の有限会社ゑびや・株式会社ROXの「観光予報プラットフォーム等のビッグデータを用いた機械学習による伊勢で100年続く老舗飲食店の来店予測アルゴリズム開発」。
飲食店で、長年の勤務者が自らの経験に基づいて行なっていた来客予測を、観光予報プラットフォームを含む様々なデータを融合し、機械学習によって概ね予測できるアルゴリズムを開発したもの。選考にあたっては、地域の中小事業者がビッグデータ活用の観点で来客数予測に取り組んだことに加え、見える化してスタッフとともにKPIを掲げ、その効果が表れている点を評価した。
各賞の概要は以下の通り。このうち、特別賞(事業者部門)のoricon MEの取り組みは、大型フェス開催時の関係者の宿不測への対応を目的に行なったもの。観光予報プラットフォームを音楽ライブ市場に活用した新たな切り口を評価した。
表彰式は9月21日のツーリズムEXPOジャパン会場で開催する。
【第1回 観光予報プラットフォーム活用コンテンスト 各賞の概要】
- 大賞
受賞者 有限会社ゑびや・株式会社ROX(三重県伊勢市)
「観光予報プラットフォーム等のビックデータを用いた機械学習による伊勢で100年続く老舗飲食店の来客予測アルゴリズム開発」 - 部門賞(地域部門賞)
受賞者 湯河原町(神奈川県湯河原町)
「湯河原町の観光予報プラットフォームを活用した観光戦略」 - 特別賞(地域部門)
受賞者 公益財団法人群馬県観光物産国際協会(群馬県)
「観光予報プラットフォームを活用した群馬県35市町村観光カルテ」 - 特別賞(事業者部門)
受賞者 株式会社oricon ME(東京都)
「観光予報プラットフォームを活用した音楽ライブによるスタッフの宿泊不足解消」