ジャストシステムは、 マーケティングリサーチに関する情報サイト「マーケティング・リサーチ・キャンプ」でネットリサーチサービス「Fastask」を利用して実施した『Eコマース&アプリコマース月次定点調査(2017年9月度)』の結果を発表した。それによると、SNSを週1回以上利用する人のうち38.2%が、ECサイト運営主(企業アカウント)からのSNS投稿をきっかけに商品を購入した経験があると応えた。
また、インスタグラム利用者のうちの47.6%、 ツイッター利用者のうちの41.6%が、利用しているSNS上に「商品購入ボタンが設置されたら、使ってみたい」と応えた。
直近1年の間に商品をカートに入れても購入しなかった経験がある人は73.8%。カートに入れても購入しないことが多い人にその理由を挙げてもらったところ、「購入を迷っている商品も、ひとまずカートに入れておく」(54.1%)が最も多く、次いで「気になる類似商品をカートに入れ、後で比較検討する」(44.3%)となった。
このほか、ECサイトで商品を購入した際に良い印象を持った梱包について聞いたところ、 「商品に見合う大きさの箱や袋での配送」(58.2%)を挙げる人が最も多く、次いで「緩衝材などが必要最小限なエコな梱包」(51.2%)、「開封したときの、商品の整然さ」(43.6%)だった。 また、女性の52.2%は「手紙入りなど、ショップからのつながりが感じられる」梱包に好印象を持っていた一方、「梱包材や包装がおしゃれなもの」に良い印象を受ける女性は27.0%にとどまった。
個人間取引(CtoCサービス)の認知度調査では、「ヤフオク」(75.6%)が最も高く、次いで「メルカリ」(69.5%)の順。各サービス認知者のうち、「ヤフオク」に出品している人は14.8%、購入している人は35.9%、「メルカリ」に出品している人は19.0%、購入している人は23.2%という結果になった。
なお、2017年9月に「ECサイト(またはアプリ)で商品を購入」した人の割合は37.1%で、8月の41.3%を下回る結果となった。