東京商工リサーチは2017年10月の旅行業・宿泊業の倒産概況をとりまとめた。それによると、10月の旅行業の倒産は2件で負債総額は3億8000万円。1月から10月までの累計は26件となり、前年同期より4件増加。3月のてるみくらぶ倒産などの影響で、10月までの負債総額はすでに前年1年間の累計(38億1800万円)の5.5倍以上の210億4600万円となっている。
宿泊業の10月の倒産は5件で負債総額は31億200万円。1月からの累計は71件となり、前年同期の64件を上回る数字に。負債総額は累計326億4700万円で前年同期(372億9000万円)の12.4%減。
なお、この集計では負債額1000万円以上の企業倒産を対象としている。