ハワイ州観光局は、ハワイ島北部西海岸のコハラコーストで2018年4月1日、旅行会社7社が共同運行するバス「ハワイ島イブニングシャトル」が運行を開始したと発表した。
シャトルバスは、ハワイ島きってのリゾートエリアであるコハラコーストで、「マウナケア」と「マウナラニ」、「ワイコロア」の3つのリゾートエリアにある6つのホテルと3つのショッピングモールを結ぶ。日本/ハワイ間の航空路線が拡大するなか、ハワイ島は日本航空(JAL)とハワイアン航空が2017年に直行便を就航しており、日本人の旅行需要が高まっている。
共同運行の参画旅行会社は、ANAセールス、HIS、近畿日本ツーリスト、JALパック、JTB、東武トップツアーズ、日本旅行の7社。各社が会員となっている日本旅行業協会(JATA)のハワイ分科会で議案が上がり、実現に至った。ハワイで日本の旅行会社が共同でシャトルバスを運行するのは、初の取り組みだという。
運行は午後3時から午後10時30分まで、1日3本を運行する。利用者は参画する旅行会社7社の利用客のみで、今後は各社のパッケージツアー商品にも組み込む予定だ。
なお、ハワイ州観光局によると、ハワイ島の他のエリアのほか、ハワイ諸島の他の島でも同様のシャトルバスの運行を希望する要望があるという。ハワイ州観光局では観光客の利便性と安全性の高いサービス提供を目的に、日本旅行業協会や旅行会社とともに実現に向けて取り組んでいく方針だ。