世界2大オンライン旅行会社(OTA)のひとつ、ブッキング・ホールディングス(旧プライスライン・グループ)は2018年5月9日、2018年第1四半期決算を発表した。グループ全体での取扱総額は前年同期比21%増の250億ドル(約2兆7500億円)、売上高は同25%増の29億2820万ドル(約3221億円)。純利益は同33%増の6億720万ドル(約667億9200万円)といずれも2桁増となった。
ただし、主力商品であるホテル取扱いは、伸び率の鈍化傾向が続いた。同期のホテル予約泊数は、同13.2%増の1億9680万泊。これに対し、前年同期の伸び率は2倍以上の27.4%増だった。そのほかレンタカー利用が同0.6%増の1870万日。航空券は同1.9%増の180万件。
一方、経費合計は同23.3%増の21億9796万ドル(約2417億円)。このうち半分超をパフォーマンス広告費(前年比12%増の11億620万ドル=約1216億円)が占めている。また今期、伸び率が最も大きかった支出項目は「営業そのほか」(1億6580万ドル=約182億円)と「情報テクノロジー」(6044万ドル=約66億円)で、いずれも同51.3%増に拡大した。
※円換算値は1米ドル110円としてトラベルボイス編集部が算出。