住民と観光客のシェアサイクルで実証実験、上野・浅草など台東区で350台導入、スマホ手続きで返却は区内外どこでも

シェアサイクルプラットフォーム「ハローサイクリング」を提供するオープンストリートは、東京都台東区と「台東区タウンサイクル事業」実証実験を開始した。区民と観光客の自転車利用の利便性向上とともに、放置自転車対策の効果を検証するもの。

今回、オープンストリートは、パートナー企業のエコバイク社とシェアリングサービス社とともに、ハローサイクリングを活用したシェアサイクルサービスを提供。自転車をレンタル/返却場所となる「ステーション」の検索から決済まで一連の手続きをスマートフォンやパソコンで行なえるようにし、返却は区内外のどのステーションでも受け付ける。

放置自転車対策として、GPSと通信機能により、ステーション以外の場所に放置された場合、料金を加算し続ける仕組み「ジオフェンス駐輪管理」と、満車時には返却できないよう、ステーションの駐輪可能台数をリアルタイムでアプリやサイト上に表示する仕組み「リアルタイム駐輪管理」も提供するのも特徴だ。

ステーションは当初、台東区役所や台東区生涯センターなどの公共施設付近に14か所、シェアサイクル台数は66台で開始。今後は浅草駅や隅田公園などに増設し、合計70か所に計350台超を導入する計画だ。利用料金は15分60円、最大24時間1000円。

実証実験は2018年5月11日~2019年3月31日まで。台東区では同実証実験に、民間から協力事業者3社を公募しており、残り2社の公募も6月29日まで継続する。

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