日本政府観光局(JNTO)発表による訪日外国人数をオーストラリア・アメリカ・イギリスの比較でみると、2018年6月の推計値はアメリカが同17.2%増の16万1700人、オーストラリアが前年比10.1%増の3万5800人、イギリスが同15.4%増の2万2500人。米国は単月として過去最高を記録。オーストラリアとイギリスも6月として過去最高となった。
オーストラリア・アメリカ・イギリスの直近12カ月の推移は以下のとおり。
JNTOによると、オーストラリアでは旅行博への出展や訪日PR動画などを活用したプロモーション、航空路線の新規就航などを契機としたキャンペーンなどが奏功。米国は海外旅行需要自体が増加傾向にあることに加え、各種メディアを通じた日本の認知度向上、クルーズ需要の増加などが訪日需要の高まりに寄与。イギリスも、継続的な訪日旅行プロモーション展開やクルーズ船の寄港、直行便の増便による航空座席供給量の拡大などが旅行者数増につながったとしている。