日本政府観光局(JNTO)発表による訪日外国人数をオーストラリア・アメリカ・イギリスの比較でみると、2018年10月の推計値はアメリカが前年比14.3%増の14万4000人、オーストラリアが同20.2%増の4万7400人、イギリスが同11.1%増の3万6900人。いずれも10月として過去最高を記録した。
オーストラリア・アメリカ・イギリスの直近12カ月の推移は以下のとおり。
JNTOによると、オーストラリアでは一部の州でのスクールホリデー(春休み)の後ろ倒しによる10月の需要拡大があったほか、旅行博への出展や訪日旅行プロモーションなどが奏功。米国は引き続き海外旅行需要自体が増加傾向にあるのに加え、各種メディアを通じた日本関連情報の露出向上、クルーズ需要の増加などが訪日需要の高まりに寄与した。また、イギリスも、継続的なメディア露出やOTAとの共同広告、大型クルーズの寄港などが旅行者数増につながったとしている。