観光庁発表の「旅行・観光消費動向調査(速報)」によると、2018年( 1月~12月)の日本人国内旅行消費額は前年比2.8%減の20兆5160億円。そのうち宿泊旅行消費額は1.5%減の15兆8326億円、日帰り旅行は6.9%減の4兆6834億円だった。2015年以降は増加傾向で継続していたが、4年ぶりに減少する結果となっている。
人数をみると、2018年の日本人国内のべ旅行者数は前年比13.0%減の5億6316万人。そのうち宿泊旅行が9.7%減の2億9188万人、日帰り旅行が16.3%減の2億7128万人。
ただし、1人1回あたりの旅行単価は四半期すべてで上昇し、年間では前年比11.7%増の3万6430円。宿泊旅行で9.1%増の5万4243円、日帰り旅行が11.2%増の1万7264円となった。宿泊旅行の単価が5万円を超えたのは2015年以来3年ぶり。
なお、2018年10月から12月までの四半期では、日本人国内旅行消費額が8.4%減の4兆6072億円、宿泊旅行で8.7%減の3兆円4784億円、日帰り旅行が7.7%減の1兆1288億円。第1四半期(2018年1月~3月)の4兆4299億円に次いで少ない数字となった。