JAL、民間月面探査「HAKUTO-R」に参加、月着陸船組み立て、探査機輸送などで支援、2021年まで2機打ち上げ

日本航空(JAL)は2019年2月22日、民間月面探査プログラム「HAKUTO-R」を進める宇宙スタートアップ企業ispace(アイスペース)とコーポレートパートナー契約を締結した。航空運送事業で培ったノウハウを活かし、成田にあるJALエンジニアリングのエンジンセンターでランダー(月着陸船)組み立て支援、またランダーとローバー(月面探査機)の輸送でも支援する。

アイスペースは、HAKUTO-Rで2020年に月周回、2021年に月面探査の2回のミッションを行う計画。JALは、勝者が決まらなかった民間月面探査レース「HAKUTO」のコーポレートパートナーに2015年から参加して以来、「JAL presents HAKUTO スーパームーンフライト」のイベント実施、打ち上げ予定地のインドへの月面探査ローバー「SORATO」の航空輸送を担ってきた。2017年にはアイスペースと資本業務提携。新事業領域の一つとして、宇宙事業の創出に取り組んでいる。

HAKUTO-RのコーポレートパートナーにはJALのほか、三井住友海上、日本特殊陶業も参加することが発表された。

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