日本航空(JAL)はこのほど、中国の宏遠(ホンユエン)グループホールディングスと共同出資会社「JAL宏遠」の設立で基本合意した。
宏遠グループは空港物流をはじめとする越境EC物流を手がける中国・北京拠点の企業。共同出資会社設立により、中国の日本製品に対する旺盛な需要に対応。日本企業と中国ECサイト運営会社の商流をマッチングするとともに、迅速な国際輸送プラットフォーム構築を目指す。資本金は2億円。出資比率はJALが51%、宏遠グループが49%。2019年7月1日に設立予定。
具体的な事業内容は以下のとおり。
1. 日本企業と中国ECサイト運営会社間の商流マッチング及び売買仲介
2. 羽田空港隣接地に建設中の物流施設での商品の保管・管理
3. 同施設での商品仕分け・梱包・発送、輸出通関、国際航空輸送手配
4. 羽田空港から北京首都空港までの航空輸送
5. 北京首都空港で宏遠グループが展開する越境EC通関センターでの貨物取扱い、輸入通関、個別配送
6. 中国向け越境EC進出に向けた支援