おひとりさま関連市場は14市場で拡大予測、「ホテル・旅館」は伸び率4位、国内旅行は9位、晩婚・未婚化でさらに浸透へ

矢野経済研究所が2018年のおひとりさま関連16市場を調査し、16市場のうち14市場で成長が見込まれ、経済に与える影響が拡大していくなどとの予測を発表した。

このうち、国内旅行市場の1人を対象とした企画旅行の販売額は前年比3.7%増の1兆9400億円、国内ホテル・旅館市場の1人宿泊客の利用金額(ビジネスユース含む)は5.4%増の5100億円。伸び率は16市場のうち、国内ホテル・旅館が4位、国内旅行は9位だった。

厚生労働省などによると、全世帯の約3割が単身世帯。また、40~44歳の未婚率は男性で約3割、女性で約2割となるなど、晩婚化や非婚化の傾向も高い。同研究所は「おひとりさま」という言葉の浸透が深まり、一人で行動し、楽しむ人がますます増えるとみている。

同調査におけるおひとりさま関連16市場は、外食、中食、賃貸住宅、国内旅行、国内ホテル・旅館、カラオケ、遊園地・テーマパーク、フットサル、婚活関連、終活関連、フィギュア、ジグソーパネル、セルフ給油所、コインランドリー、セルフレジ、セルフプレジャー。各分野への参入事業者や業界団体を対象に、直接面談や電話調査、インターネットアンケート調査、文献調査などを併用して分析した。

報道資料より

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