エアトリは、男女2069名を対象に実施した機内食に関する調査結果を発表した。これによると、海外渡航の際の機内食を楽しみにしている人が約75%(とても楽しみ:33.2%、やや楽しみ:41.6%)となり、海外旅行の期待値を上げる要素の一つになっていることがうかがえた。
10回以上、機内食を食べた人を対象にした機内食が美味しいと思う航空会社の質問では、1位日本航空(JAL)(22.3%)、2位全日空(ANA)(19.0%)で、日系がトップ2を独占。和食だけでなく、洋食への評価も高かった。また、JALについては、若手料理人のコンペティション「RED U-35」上位者による機内食への期待も高く、ANAではエコノミークラスでも日本の料理が数種類味わえることへの評価もあった。
このほか4位のキャセイパシフィック航空(4.0%)では、中華と日本料理が選べることや、5位(3.7%)のタイ国際航空ではカレー味やタイ料理の機内食への評価も高く、航空会社のオリジナリティが満足度に影響していることがうかがえる結果となった。
機内食の味について、5~10年前との比較では「美味しくなった」が49.1%と約半数。機内食に美味しさのほかに求める要素は「航空会社のオリジナリティ」(52.1%)が半数以上を占めた。
次点の「選択肢の充実」(40.9%)については、ハラール対応やアレルゲン排除などの特別機内食ではメニューは1つのみの場合が多く、一般機内食でも「チキンorビーフ」程度であることから、エアトリでは「全員が美味しく、安全に、慣れた料理を楽しむためにはまだまだ種類が足りていないと感じる人が多いようだ」と指摘している。
調査は2019年7月25日~28日まで、インターネット調査で行なった。