カンタス航空はこのほど、約19時間を要するニューヨーク/ロンドン―シドニー間の旅客定期直行便実現に向けた調査飛行を実施する。同社が進める「プロジェクト・サンライズ」の一環としておこなわれるもの。
調査飛行は、ボーイング787-9新型機を使用して3回にわたって実施。搭乗者数を最大40名として、ロンドンおよびニューヨークからシドニーまでの2本のルートで模擬飛行をおこない、必要な燃料航続距離を出すことになる。
また、搭乗するカンタスの社員はウェアラブル技術を搭載したデバイスを装着することで、さまざまな段階の調査に参加。睡眠のパターンに加え、機内食や飲み物の状況、照明、体の動きなどを監視して体に与える影響を評価する計画だ。