凸版印刷、訪日客の行動情報で誘客支援、SNS投稿写真とデジタルクーポンの利用分析

凸版印刷が訪日外国人向け観光マーケティングの実証実験を実施する。クラブツーリズムの訪日客向けツアー「YOKOSO Japan Tour」の参加者を対象に、InstagramやTwitterのハッシュタグキャンペーンを実施。SNSの写真投稿を促すとともに、アプリを通じてクーポンなどの利用状況を把握し、動向や嗜好を分析する。

実験には同社のタビナカツールアプリ「旅道-TABIDO-」を利用。参加者にデジタルクーポン利用できる専用マーカーが印字されたリーフレットを事前配布し、周遊先の京都や大阪での行動を分析する。新たなニーズや動向を把握することで、訪日客の多様化するニーズに合わせた観光スポットへの誘致やツアー商品の開発につなげる。実証実験の期間は2019年12月31日まで。

凸版印刷はこれまでも、観光コンテンツ配信基盤「旅道プラットフォーム」の中核であるアプリ「旅道」を用いて地域の周遊を支援。翻訳関連ソリューションによる受入環境整備や観光施策最適化に向けたコンサルティングなど、地方創生に向けた観光地域づくりやインバウンドビジネスを支援している。

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