観光庁は、2019年10月11日から16日にかけて北方四島における共同経済活動として観光パイロットツアーを実施する予定にしていたが、急遽延期となった。ロシア側からの延期要請を受け、関係省庁とも競技した結果、同ツアーの催行を中止、実施時期を延期することを決めたもの。今後のツアー実施については、改めて関係者と協議の上、調整していくという。
観光パイロットツアーは、今年6月29日の日露首脳会談における合意を受けて行うことを決定していた。当初の予定では、10月9日から10日まで北方領土隣接地域(根室市、別海町、中標津町、標津町及び羅臼町の1市4町)を訪問したうえで、船舶で11日に根室港を出発し、11日から13日まで国後島、14日から15日まで択捉島を観光。16日に根室港に戻ることになっていた。催行はワールド航空サービスが実施し、同行者は観光客のほか政府職員など50人規模になる見込んでいた。