ヴァリューズはこのほど、消費増税がおこなわれた2019年10月1日前後について、キャッシュレス決済アプリに関する動向調査をおこなった。それによると、
キャッシュレス決済アプリの日次起動ユーザー数をみると、9月後半から「PayPay」の伸びが顕著となり、10月1日には683万人、「PayPay感謝デー」キャンペーンが開催された10月5日は911万人を記録。10月の1日平均起動ユーザー数は677万人に達した。
続いて10月の起動ユーザー数が多かったのは「au WALLETT」の313万人、「d払い」の269万人だった。
2019年9月~10月の新規インストールユーザー数は「PayPay」が946万人、「楽天ペイ」が376万人、「d払い」が256万人。主要アプリ合計でのべ約1900万人に達する推計となった。
一方、アプリごとに起動日数をみると、多くのアプリが9月よりも10月に日数を伸ばしているが、その傾向はアプリによって異なることも明らかになった。10月にほぼ毎日(月に21日~31日)起動するユーザーは、「au WALLET」で21.4%、「ファミペイ」で15.5%、PayPayは14.3%。
この調査は、ヴァリューズのモニターを対象に2019年10月16日から30日まで実施したもの。回答者は1万8517名。アプリユーザー数は、Androidスマホでのインストール・起動を集計し、同社保有モニター(20歳以上男女)での出現率をもとに国内ネット人口に則して推測したもの。「LINE Pay」は決済機専用アプリのログのみで、LINEアプリからLINE Pay機能を利用したデータは含まれていない。