リクルートライフスタイルは、旅行サイト「じゃらんnet」の宿泊予約状況とアンケート結果をもとに2019年と2020年の年末年始の国内旅行動向を発表した。
これによると、じゃらんnetの予約データから見た人気の旅行先トップ10は1位の東京都、2位の大阪府、3位の北海道をはじめ、前年と大きな変更はないが、今年は5位の沖縄県と9位の福岡県が順位を上げた。今年の年末年始は9連休の長期休暇も可能な日並びの良さもあり、少し遠い旅行先が増加した。
さらに、日並びの良さは旅行需要にも影響。じゃらんnetの2019年12月27日~1月5日の予約は、前年比で増加となっているほか、年末年始旅行に関するアンケート調査でも旅行に出かける人が増加傾向となった。「例年は旅行に行かないが、この年末年始は旅行に行く」(21.2%)、「具体的に決めていないが、せっかくなので例年と違うことがしたい気持ちはある」(16.8%)など、旅行や出かける意欲が高まっているようだ。
注目のスポットでは、伝統文化を継承しながらリニューアルされた場所への関心が高く、行ってみたいという回答が7割超となった。具体的には温泉街、城下町、古民家、酒蔵の順に多い結果となった。
なお、じゃらんnetの予約データは2019年12月21日~1月5日の期間について、11月15日時点での予約人泊実績をもとに算出。また、アンケート調査は11月8日~11月11日まで、全国20~69歳の男女を対象にインターネットで実施し、有効回答数は2073件だった。