観光庁が発表した「旅行・観光消費動向調査」によると、2020年7~9月期の日本人国内旅行消費額(速報)は、前年同期比56.3%減の2兆9241億円となり、前期の83.3%減から減少率は大きく改善した。
このうち、宿泊旅行が同58%減の2兆2799億円、日帰り旅行は同48.9%減の6442億円。近年の日本人の国内旅行の推移は以下で、新型コロナウイルスによる外出自粛期間であった2020年4~6月が底となっている。
日本人国内延べ旅行者数(速報)は、同49.4%減の8574万人。前期の77.4%減から減少率は改善した。このうち宿泊旅行が同51.4%減の4620万人、日帰り旅行が同46.8%減の3953万人。
一人一回あたり旅行単価は同13.7%減の3万4104円で、前期の2万7036円を上回った。内訳でも前期をうわまわったものの、前年と比べると宿泊旅行が同13.7%減の4万9343円、日帰り旅行が同3.9%減の1万6294円という結果だった。