トリップ・ドットコム・グループ(Trip.com Group)と、中国人旅行者向けに日本の体験型旅行商品を開発している行楽ジャパンは戦略的協定を締結した。両社は、訪日観光のコンテンツと資源を発掘し、文化観光における新業態を共同で開発。また、観光サービスの質の向上と効率化を促進し、観光市場の回復を支援していく。
トリップ・ドットコム・グループは近頃、「トラベル・マーケティング・ハブ」戦略を発表。トラフィック、コンテンツ、商品の3つを集約する「Star Store」を立ち上げ、オープンなマーケティングエコシステムを構築しているところ。両社の協業は、この「Star Store」が中心となる。
また、トリップ・ドットコム・グループは、日本と中国の民泊事業でも行楽ジャパンと協力していく。旅行者の民泊コミュニティの構築、民泊運営管理の向上、民泊の接遇研修などを進めていくほか、地域文化体験などの民泊コンテンツの開発、特徴的な民泊施設やサービスの提供に力を入れていく考えだ。
さらに、日本の地方の観光関連ビジネスとともに「食べる」「飲む」「遊ぶ」「観光する」「ショッピング」「エンターテイメント」の6つの分野で日本の新しい旅行体験を提供していくとしている。