広島県はこのほど、県内最大級のウォーターフロント県有地について、2025年度からの新規事業を提案する募集を開始した。広島市南西部で瀬戸内海を望む約11ヘクタールが対象。「にぎわいの創出を通じた広島県経済の活性化への寄与」を目的にアイデアを募る。
現在は「広島マリーナホップ」として運営されているエリアを中心とした土地。賃貸契約が2025年3月中に終了することから、次期事業者予定者を選定するために新規提案を募集する。契約期間は10年以上50年未満、提案月額賃料が1平方メートルあたり48円以上、全体を賃借する場合付き約506万円以上であることなどが条件となる。
県の関係者は、「目の前にクルーザーやヨットが浮かび、その向こうには瀬戸内の島々も見え、全国的にも珍しい光景。オーシャンビューを活用し、周辺施設と調和するようなアイデアを募りたい」と話している。