楽天と世界大手マリオット、会員プログラムで戦略的提携、会員特典や特別プログラムの提供で、日本市場のシェア拡大狙う

マリオット・インターナショナルと楽天が戦略的協力関係を締結した。今後、マリオットの会員制度「マリオット・ボンヴォイ(Marriott Bonvoy)」と楽天の会員プログラムとの連携を通じて、日本市場での楽天会員の旅行体験を向上させていく。

両社は今回の提携を2021年11月下旬から段階的に進め、マリオット・ボンヴォイでは楽天会員に直接マリオットブランドのホテルを提案するとともに、日本人旅行者向けにカスタマイズされたプロモーションやコンテンツも提供していく。

具体的には、楽天会員は、楽天のプラットフォーム上でのマリオット・ボンヴォイへの登録が可能になる。マリオット・ボンヴォイの会員となった楽天会員は、会員特別価格、ポイント獲得などボンヴォイの特典を受けることができるほか、ボンヴォイ・ウェブサイト上で、プライベートコンサートや家族向けイベントなど特別プログラム参加のためのポイント交換も可能となる。

マリオットは現在、日本で70軒以上のホテルを展開。世界では138カ国・地域で7800軒以上のホテルを運営している。

マリオット・インターナショナル・アジア太平洋地区社長のラジーブ・メノン氏は「日本で多くの会員を持つ楽天との提携で、日本市場でのシェアを戦略的に獲得することが可能になる。今後の日本の旅行市場の回復を楽天とともに進めていきたい」とコメントしている。

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