国内大手旅行45社の総取扱額、11月は前年比14%減、コロナ影響前からは6割減の水準 ―2021年11月(速報)

観光庁が2022年1月14日発表した主要旅行業者45社・グループの2021年11月旅行取扱状況(速報)によると、総取扱額は前年同月比13.7%減の1707億8747万円だった。新型コロナの影響がなかった2019年度同月比では61.4%減に落ち込んだ。

国内旅行はGoToトラベル事業が展開されていた前年同月からは落ち込み、16.5%減の1608億6234万円(2019年同月比37.9%減)。前年同月比での減少幅は10月の25.7%減よりは縮小した。海外旅行は前年同月比67%増(2019年同月比95.6%減)の70億3195万円、外国人旅行は前年同月比172.6%増(前々年同月比88%減)の28億9319万円だった。

また、国内旅行の旅行商品ブランド(募集型企画旅行)は取扱人数125万2050人(前年同月比55.2%減)で、取扱額は396億8302万円(前年同月比56.6%減)。海外旅行がゼロ、外国人旅行が8人で66万6000円の取り扱いだった。

観光庁:発表資料より

主要各社・グループの取扱額を新型コロナの影響がなかった2019年同月比でみると、JTB9社が51.4%減の715億87万円、KNT-CTホールディングス13社が60%減の189億1602万円、日本旅行が59.7%減の176億8858万円。海外旅行の比率がもともと高いエイチ・アイ・エス(HIS)6社は89.3%減の37億3680万円だった。

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