国内大手旅行45社、国内旅行がコロナ前の2割増、JTBの好調さが突出 ―2022年3月(速報)

観光庁が発表した主要旅行業45社・グループの2022年3月旅行取扱状況(速報)によると、総取扱額は前年同月比で約2倍にあたる106.7%増の3235億7538万円だった。2019年同月比では28.3%減で、2月の78.5%減に比べ大幅に回復した。

特に、国内旅行が前年同月比109.8%増の3088億2367万円(2019年同月比22.6%増)と伸長。海外旅行は前年同月比85.2%増(2019年同月比92.9%減)の125億6990万円、外国人旅行は前年同月比16.5%減(2019年同月比90.4%減)の21億8181万円だった。観光庁によると、コロナ禍による旅行の延期や中止の影響に伴い、2019年同月比で総取扱額は海外旅行、外国人旅行で大幅に減少しているものの、国内旅行は団体旅行関連が増加したという。

また、国内旅行の旅行商品ブランド(パックツアー/募集型企画旅行)は、取扱人数114万2463人(前年同月比51.2%増・2019年同月比66.7%減)で、取扱額は344億5875万円(前年同月比43.7%増・2019年同月比63%減)だった。

報道資料より

主要各社・グループの取扱額を2019年同月比でみると、JTB7社が42.6%増の2198億1848万円と好調ぶりが突出している。KNT-CTホールディングス4社は9.9%減の386億4528万円、日本旅行は66.1%減の138億9455万円、海外旅行の比率がもともと高いエイチ・アイ・エス(HIS)6社は91.1%減の42億2975万円だった。

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