ウェブコミュニケーション事業などを手がける「かんざし」と東京大学鳥海研究室(東京大学大学院工学系研究科システム創成学専攻、教授:鳥海不⼆夫、専門は計算社会科学)は、宿泊者から寄せられるレビュー文(クチコミ)を1秒で要素分析する人工知能(AI)「薇―ぜんまい」を開発した。それに伴い、宿泊旅行業界のDX推進を目的に、同モデルを用いたデモサイトも一般公開した。
「ぜんまい」は、宿泊旅行業界の代表的な重点要素である「風呂」「部屋」「食事」「設備」「立地」「接遇」の6つについて、それぞれが文中に登場する回数とその箇所を抜粋する人工知能。
検証を重ねた結果、人間に遜色ない読解能力を有することが確認されたという。特に、読解に要する時間が1秒以下と人間よりも圧倒的に早いことから、同社らは「ぜんまいは人間を補助し、 業務負担を軽減させる効果が充分に期待できる」と結論付けた。