駐車場予約アプリ「akippa(あきっぱ)」を運営するakippaとディー・エヌ・エー(DeNA)は、愛知県・豊田スタジアムでスポーツなどの賑わいを街全体に波及させる実証実験を2023年7月1日から開始する。
「akippaでGO!豊田シティスプラッシュキャンペーン」と題して、 Jリーグ名古屋グランパスの試合が開催される特定の日に、スタジアム周辺のakippa駐車場利用者を対象に、市内の対象15店舗で買い物や飲食をした際に駐車場割引特典を付与する。
akippaは名古屋グランパスやパートナーとともに、豊田スタジアム周辺の市役所や喫茶店、病院、企業で試合開催日に空いている駐車場の数を増やしてきた。現在では1200台以上の駐車場が予約可能となっている。
一方、スタジアムに直行して観戦後はそのまま帰ってしまうサポーターが多いことから、街全体の活性化が豊田市の課題となっているところ。
DeNAは近年、まちづくりにも注力。スポーツを中心に持続的に発展する新しい都市空間の創造を目指して、「Delightful City(デライトフルシティ)」構想を推進。その一環として、横浜市旧市庁舎街区活用事業のプロジェクトや、京急川崎駅隣接エリアにて約1万人収容可能な新アリーナを含む複合エンターテインメント施設の開業を計画している。
両社は、この実証を通じて、商業施設の駐車場割引特典のモデルが街に賑わいを創出するかどうかを検証する。