MKグループが沖縄ツーリスト子会社に資本参加、沖縄でレンタカー以外の交通を拡充、京都の観光プログラムを販売

MKタクシーや観光バス事業を運営するエムケイホールディングスは2024年6月17日、沖縄ツーリスト子会社のOTS交通に資本参加することで合意したと発表した。京都、沖縄という日本を代表する観光地で観光事業を展開してきたMKグループと沖縄ツーリストグループが協業することで、沖縄での新たな二次交通開拓に共同で取り組むほか、台湾向けのインバウンド戦略拡充などを目指す。

具体的には、MKグループが得意とするタクシー、ハイヤー、貸し切りバスなどの二次交通分野で人材育成、DXをはじめとするノウハウをOTS交通に共有するほか、沖縄旅行にレンタカーに代わる移動手段としてホテルとのカーシェア提携、ライドシェアへの将来的な参入を提案する。

また、MKグループが展開する着地型観光プログラムを沖縄ツーリスト旅行部が拠点を置く沖縄、東京、北海道市場でパッケージ旅行として販売する。特に、タクシー、ハイヤーが慢性的に不足する京都市における個人型観光プログラムを沖縄向けにも販売できるよう協力体制を組む。台湾市場については、両社が日本で提供する観光交通、ホスピタリティ、飲食事業のインバウンド戦略を協業によって拡充する。

OTS交通はハイヤー10台、観光バス7台を運行する旅客運送事業を営む会社。沖縄観光における二次交通を充実させ、那覇空港から北部リゾート地への送迎業務に注力してきたが、コロナ禍を経て中核事業に集中する沖縄ツーリスト株式会社の事業再編のタイミングと、MKグループが沖縄で新たな二次交通の充実に取り組みたいとの目的が一致した。

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