訪日外国人の民間医療保険の加入率は73%、訪日中に「病気・怪我」は4%、観光庁が実態調査

観光庁は、国内5空港で訪日外国人旅行者の医療機関受診・民間医療保険への加入状況の実態調査を実施した。観光庁は、訪日外国人旅行者の民間医療保険加入促進に向けた取り組みを進めている。

その結果によると、訪日旅行中に病気・怪我になったと回答した訪日外国人旅行者の割合は、2019年度の調査とほぼ同じ約4%。そのうち6割が風邪・熱の症状だった。

民間医療保険への加入割合も前回調査とほぼ同じ約73%。民間医療保険に加入していない理由については、「滞在日数が短い」「体力・健康に自信がある」との回答が多くを占めた。

報道資料より主要空港や日本政府観光局(JNTO)では、公式サイトなどで入国後に加入可能な旅行保険を案内しているが、その保険に加入した割合は全体の5%にとどまった。また、3割が「知っていたら加入したと思う」と回答した。

今回の結果を踏まえて、観光庁では、訪日外国人旅行者に対し、一定の割合で怪我や病気になるケースや医療費が高額になるケースがあることについて、引き続き周知するとともに、関係省庁と連携して、受入環境の整備や保険加入の促進に取り組んでいく。

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